女性のひと月のリズムを考える
sponsored link
砂糖を断ってみて31日目。10日ほど前にこのような記事を書きました。砂糖を20日間やめた実験結果
自分は昔からかなり砂糖に依存性があって、克服するために今砂糖を断って31日目になりました。今後のことは分かりませんが、とりあえず今は「断ってみる」という実験を継続しています。
そして、以前から何十回も失敗しているこの試みが、とりあえず31日続けられたということには、幾つか理由があると思いました。
そのうちのひとつは、「開始する日を適切に選ぶ」ということです。
また、適切な日を選ぶということは、自分の身体のリズムを知るということでもあり、改めて自分の心と身体の変化について考える機会になりました。
約ひと月の間にめまぐるしく変わる状態
女性は約1ヶ月の間にホルモンのバランスが大きく変わるので、自分の身体が今1ヶ月の中でどんな状態にあるかを知ることは、生活をする上でいろいろな目安になると思います。
ただこれは、人それぞれの生活習慣や身体的特徴によってもかなり変わってくると思います。
以前、1ヶ月間食べたものや体重その日の気分などを記録していて、(基礎体温もつければなおよいと思います。)そうすると、自分がどんな時にどんな気分になるのかが見えてきました。
今までもなんとなく感じていたこと(ダルさや眠気や食欲など)は、やはり周期的に一定のタイミングで訪れると分かると、いろいろな心構えができていいなあと思いました。
一般的なリズムと私の場合
私の場合は、恐ろしく食生活が乱れていたころに比べると、今はだいたい一般的とされているリズムに近い1ヶ月(正確には28日間)を送っていると思いました。
図にしてみるとこんな感じです。
生理の周期は以前から28日間で、大きくずれることは、ここ数年はあまりなかったです。
生理直前の症状
以前からよくあったのは、生理開始の数日前から訪れるPMS(月経前症候群)というものです。
(PMSの症状はかなり複雑なのですが、このサイトが分かりやすいなあと思います。PMSの症状を知ろう | 知ろう、治そう、PMS【月経前症候群】)
自分の症状としては
・頭痛・だるさ・眠気・便秘・体重増加、、、などがありました。一般的にも多い症状だと思います。これに加えて天気が悪いと更に気が滅入ります。(特にこの時期に限って低気圧の影響を受けやすかったです。)
生理中の症状
以前は生理痛が酷く、市販の鎮痛剤を使っていました。
その頃は基本、生理痛も頭痛もすぐ鎮痛剤。軽い症状でも、かなり気軽に薬を飲んでいました。胃薬と鎮痛剤は常備していました。
けれどある方に、鎮痛剤を飲むことで、身体が痛みを和らげようとしている力も抑制してしまうという話を聞いて、思い切って鎮痛剤をやめてみました。
そうすると、私はほんとうに、少しずつですが毎月痛みが減ってきました。(当てはまる人と当てはまらない人がいると思います。)
それを実感してから、痛みにかぎらずあらゆる症状において、薬を飲むことに関しては、かなり慎重になりました。
また、カイロプラクティックに通い始めて、身体のゆがみがすこしずつ改善されていくなかで(まだ改善途中ですが。)更に生理痛が緩和されてきました。
ちなみに、ナプキンはこちらの『ナチュラムーン』と、布ナプキンを併用しています。(夜用・おりものシートもあります。)
トップシートがコットン100%、高分子吸収材不使用が売りのナプキンです。普通のケミカルナプキンより値段が高めですが、かぶれることがなくなりました。
ほんとうはオーガニックコットン100%にしたいところですが、そうすると、更に値段が倍くらいになってちょっと厳しいので、ここで折り合いをつけています。
布は確かにつけ心地は良いですが、私にとって洗濯がかなり負担なので、量が少なくなってから布を使うようにしています。
生理中~生理後の気持ちの変化
砂糖を20日間やめた実験結果 にも具体的に書きましたが、今回砂糖を断ったことで、生理痛がほぼ緩和されました。
そうなると、1ヶ月で最も辛い症状が出る可能性が高い日は、生理前の数日(PMSの時期)になりそうですが、今回はPMSの症状も全くありませんでした!(砂糖を断ったことが関係しているのかは不明です。)
ただ、図にあるように、28日間の後半は(ホルモンバランスの関係で)気分がまったりモードになります。
何かにチャレンジしたいという気持ちよりは、毎日穏やかに過ごしたいと思うことが多いような気がします。
そして、生理が始まる瞬間は、生理痛などの不調があったとしても、プロゲステロン(妊娠を助けるホルモンで、PMSの原因になったりもする。)の分泌がぐっと減るので、ほんとうは、気分はかなりすっきりした状態。
そして生理が終わる頃には、28日間のあいだで、心も身体も最も元気な瞬間だと思います。
なにか新しい試みを始めるとしたら、この瞬間が最も適当なのではないかと思いました。
新しいことを始める日とひと月のリズム
今回、ここまで考えて「断砂糖」を始める日を決めたわけではなく、「何度も挫折したのに、今回かなりスムーズに続けられているのはなんでだろう?」と振り返ったときに、たまたま始めた日が、後から振り返ると最適な日だったんだなあと思いました。
これは、食べ物にかかわることだけじゃなく、勉強や運動など、これから習慣にしたいことにも有効なんじゃないかと思います。
思い立ったが吉日という言葉もあり、やる気のある瞬間というものが一番大事かもしれませんが、そんな時でも、女性はホルモンのバランスが約1ヶ月のあいだに大きく変わること、今自分の状態が約1ヶ月の中でどんな状態のところにいるのかを少し考えてみると、その日に合う、より適当な始め方があるかもしれません。
また、「このあいだはやる気があったのに、なんで今日はやる気が出ないんだろう」と思った時も、ああ、今自分はこんな時期だからもっと単純なことをやろう・・・みたいに思えるかもしれません。
1ヶ月の記録をつけていると、微妙な気持ちの変化や顔の変化(むくみなど)も、同じ周期で繰り返していることが分かって、ああ、ちゃんと周期的なリズムによって生きているんだなあと思い、無駄に落ち込むことが減りました。
身体と向き合うこと
今回砂糖をやめるという実験をしていて思ったのは、人間の身体はほんとうにすごいということです。
今までほんとうにたくさん不摂生をしてきたけれど、全部どうにかこうにかデトックスをしてくれていたんだなあと思いました。
でも、これから更に年をとるごとに、身体の働きも衰えてくるはずで、その時に身体が発している声をちゃんと聞いていきたいなあと思いました。
でも、あまり神経質になりずぎず、頑張りすぎず、楽しく思える範囲で、これからもいろんな試みをしていきたいなあと思っています。