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日常で考えていることを書いています。

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砂糖を20日間やめた実験結果

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先日このような記事を書きました。

元々、食生活をはじめ健康にはとても興味があったのですが、長年間食をやめられないことに悩んでいました。

会社を辞めて心に余裕のできた今、改めて間食をやめることに挑戦してみようと思いました。

 

簡単なルール

明確に言うと
「精製した白砂糖を使った食品を摂るのを、意識的にやめてみる」
ということを実行してみました。

また、自分の中のルールとして、なるべく挫折しないように
・果物はOK
・オリゴ糖はOK
・料理に微量に入っているものはOK(自分では料理に使わない)
という、ゆるさを設けました。

やってみようと思った理由

私が白砂糖の害について、本やネットの情報が気になりだしてからは、恐らく5年以上経っていると思います。

その情報と自分の不調を照らし合わせ、恐らくそんなに間違ってはいないだろうとは思っていたのですが、やめてみて本当に変化があるのか、自分で実験してみたいと思いました。

 

自分が食べていたお菓子の内容を、去年書いていたノートから拾ってみました。

【とある1日の間食】
・チョコ2個
・アメ2個
・パウンドケーキ1切れ
・クッキー2枚
・ドーナツ1個
日々だいたいこんな感じです。主にバイト先の休憩室で貰ったり、帰ってきて夕食後に食べたりしていました。もっと多い日もあります。

夏はこれに加え、最近流行りの、透明で味が付いている水を飲む日も結構ありました。

これを毎日食べ続けていることが原因なんだろうなあという不調をいつも感じ続けていました。

不調とは
・尋常じゃない足のむくみ
・生理に関する諸々
・血行不良由来の諸々
・肌荒れ
など。

それでも食べるのを止められないことで、不調と罪悪感がつのる毎日が苦痛でした。だから、なんとか間食をやめたいと思っていました。

 

「砂糖 やめた」で検索すると、いろいろな人がたくさんの利点を挙げています。

痩せた・花粉症がなくなった・肌が綺麗になった・むくみがとれた・味覚が敏感になった、などなど。

これは、その人の元々の性質や年齢、性別によっても違うと思うのですが、私も20日間やってみて、分かりやすい変化はありました。

また、以前の記事にも書きましたが、今回始めて数日で、間食をやめられなかったのはストレスが原因だったのかなあという結論に辿り着きました。

会社を辞めてストレスフリーになった今、何度もトライして挫折した時からは考えられないくらい、簡単に数日間続けることができたからです。

たった数日ですが、以前トライしたときに感じた辛さがほとんどありませんでした。

 

20日間で変わったこと

一番の変化は生理です。

(以下、そんなに美しい話でもないと思うので、どうぞ、ご興味のある方だけお読みください!!)

 

 改行~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【生理の変化】

砂糖を断ってから16日目に始まったのですが、経血がサラサラで、色が綺麗でした。

いつもは、時々血の塊が混ざり、その時には下腹部が痛むのですが、今回はまったく塊がありませんでした。

(周期前の黒っぽくない血は不正出血かもという記事も読んだのですが、周期は安定していて、今回もいつも通りだったので、たぶん大丈夫だと思います。。。)

元々生理痛はそこまで酷くないのですが、今回は殆ど痛みがありませんでした。

(ちなみに、生理痛に関してもいろいろトライしてかなり克服してきたのですが、また別の機会に書きたいと思います。) 

【味覚の変化】

味覚がやや敏感になったと感じました。

今までと同じ食事をとっていて、塩味がいつもより、しょっぱく感じることが多かったです。また、果物の甘みも強く感じる気がしました。

【他、身体の変化】

体重は最大1.5kg減りましたが、今は700g減まで戻りました。
ウエストは3cmくらい細くなりました。

これは、ちょっとダイエットをしただけでいつもすぐ出る変化なので、砂糖をやめたからこその変化ではなかったと思います。

ただ、ふくらはぎマイナス1cmがすごく大きい変化でした。

たった1cmですが、私は足のむくみが最もひどく、ダイエットをしても全く変化のない場所なので、砂糖はやはりむくみに大きく関わっているのではないかと思いました。

 

食事と運動

私は間食でご飯一杯分以上の炭水化物を摂取していたので、急に間食をやめると辛くなるかなあと思って、普段よりご飯を多めにしてみました。

でも、3日目くらいで、別にご飯を増やさなくても平気になったので、逆に少なめにしてみました。(これで少し痩せたので、痩せたことと砂糖は今のところ直接関係ないかも。)

ランニング等激しい運動は、元々全くやる気がないのですが(笑)、せっかく断砂糖が上手くいっているので、サボっていたカイロプラクティックの体操を再開する気力が沸いてきました。

そしてほぼ毎日続けています。(動画のような体操です。)

激しい運動も、そのうちやりたいと思うようになるかもしれません。(どうだろう。)

総括すると、20日間では生理とふくらはぎマイナス1cm以外には、日常でそこまで大きな変化は感じていません。

味覚は変わった気はしているのですが、しょっぱすぎて食べられないから食事を大きく変えよう!というほどでもないかなあという感じです。

正直、我慢しながら辛い思いで続けていたら、やはり即行挫折しそうです。

 

自分の依存度について考える

今回の実験をするにあたり、自分が悩んだことを書きます。

自分には、大好きなパティシエの方がいたり、愛するお菓子やお店もあります。

もし、一切砂糖を摂取しないと決め、もう食べる気がしない・・・という身体になったら、二度とこれらのお菓子を食べたりしたくもなくなるのかなあ・・・ということは、すごく考えました。

実はまだ答えは出ていないのですが、まず、自分の砂糖に対する「依存度」の程度はどのくらいなのだろうと思いました。

依存度によっては、やはり思い切って断つべきものかもしれないので。

一般的に依存しやすいものとして、煙草やお酒があると思います。

これらに対して自分はどうだったのか、砂糖との違いなどを考えてみました。

【煙草】
私は21~28歳まで煙草を吸っていました。といっても、吸っていた煙草のニコチンはだいたい1mg~3mgで、吸う本数は1日数本~多くて10本くらいでした。

吸うことで気分が安定する作用があったと思います。私の中では、アロマの香りが好きというのに近い感覚だったと思います。(今は煙草が全く良い香りだとは思えないのですが、不思議なものです。)

ただニコチン6mg以上はきつく感じたので、元々依存度は低かったと思います。

大学~社会人になっても、周囲に吸う人がとても多かったので、自分も吸うようになりました。

また、深夜早朝も働くことが多かったのですが、この時間帯はよりストレスを感じていて、欠かすことができなかったと思います。

山梨に帰ってくる少し前に音楽の仕事から離れ、深夜早朝に働くこともなくなり、周りに吸う人も減り、吸う量は極端に減りました。

そして山梨に帰ってくるタイミングですっぱりやめることができました。

それからも、吸いたいなあと思う瞬間は何度かありましたが、煙草の害を考えると、もう一度始めなくてもいいかなあと思えました。その程度の依存度だったと思います。

元々依存度は低かったけれど、惰性で吸っていたなあと思いました。

 

【お酒】
私は、お酒自体はとても好きなのですが、かなり弱いタイプです。

お酒の耐性について、人は3タイプに分けられると言われています。

私は弱いといえど、時間をかけて飲むと酔いが冷めるので、持っている酵素は『低活性型ALDH2』だと思われます。

お酒は肝臓で「アセトアルデヒト」という物質に変わり、人は、これを分解する酵素の有無、またはその酵素の働きによって、飲める・弱い・一切受け付けないの3タイプに分かれます。こちらの記事がわかり易いです。
アルコール分解酵素が少ない?お酒を飲めない体質って? | いしゃまち

飲むとパフォーマンスが下がる、時に頭痛をひきおこすという不調は、お酒の味や、飲んで感じる開放感をさしい引いても、私の依存度を格段に下げました。

好きだけれど、短時間で身体に重い負荷がかかるという点で、依存症にはなりにくかったのだと思います。

これが、お菓子とはかなり異なるポイントなんですよね。

 (お酒に関しては、まだやめようとは思っていませんが、元々あまり飲まないので、とりあえずこの20日間は断砂糖のついでに飲んでいません。)

社会的にも依存症の多い「煙草」「お酒」に関しては、上記の理由で私は依存症にはならないと思ったのですが、

お菓子は、煙草よりもずっと好きだったことに加え、お酒と比べて「不調がリアルタイムで現れないから食べ続けられる」という点で、私にとっては、煙草やお酒とは全く異なる度合いの高い依存度を感じていました。

 

佐々木さんがおっしゃっていたのですが、そのような依存度が高いものを、一定期間やめてみるということに対して、「少しずつ減らす」よりは、「完全に断つ」ことのほうが簡単であるというのは、確かにそうだと思いました。

 

好きだったけれどやめたいものと、どう付き合っていくか

ここで、今まで好きだったものと、どう付き合っていくかという話に戻るのですが、佐々木さんがこんな記事を書かれていました。

minimalism.jp

この記事を読んで、やはり佐々木さんも同じようなことを悩まれたりしていたんだなあと思いました。

好きだったものごとを様々な理由でやめても、いろんな関わり方ができるんだなあと思いました。

その上で、まだ自分はどうしたいのか決められないけれど、この記事を読んだことで、だいぶ気持ちが軽くなり、とりあえず実験は続けてみようと思えました。

継続するということ

砂糖をやめるというのは、今まで何度もトライしていて、1ヶ月くらい続いたことはあったのだけれど、その時はたしか、「マクロビお菓子は食べていいことにする」としていたので、完全に砂糖を断てた20日間は初めてかもしれないです。

「食生活を考える」という記事にも書いたけれど、自分が間食をやめられなかった原因はストレスだったと思うので、自分が生活を変えたいと思った時に、
・なぜ変えたいのか
・どうして今まで変えられなかったのか
これらを考えることは大事だと思いました。

そして、「どうして」に、“意志の弱さ”が来てしまうと、解決するのは難しいし、より自分を責めることになってしまう。

意志の弱さをどう克服するのか、ではなく、やりたいことをどうやって習慣化するかという視点で見ると、自分も救われるし、やりたいことの実現に近づけるのではないかと、佐々木さんのブログを読んでいて思いました。

 

そして、この20日間、振り返ってみると、心がかなりアンバランスな状態だったかもしれないと思いました。

お菓子を食べ続けていた原因がストレスだったと分かったので、「食べられなくて辛い!苦しい!我慢している!」という思いはあまりなかったのですが、

今思うと、日常的だった血糖値の乱高下(・・・というよりは、常に高い状態だったのかも)が突然なくなったことと関係していたかもしれません。

ちなみに健康診断ではすべて正常値ですが、これは日々身体がかなり頑張ってデトックスしてくれているからなんだろうなあと思いました。生理にも現れていたんだと思います。

身体に申し訳ない気持ちになりました。

私よりさらに大量の砂糖を日々摂取している方は、突然ゼロにすることは、もしかしたら、よりきつい身体の変化もあるかもしれないので、少しずつ試しながらするのがよいかもしれません。

 

あと、今すごく我慢をしているわけではないのですが、お菓子は今食べても美味しいだろうな~とは思うし、パッケージを見ても何も感じない域には全然達していないのです。

それでもとりあえず続けられたのは、ツイッターの存在が大きかったです。

毎日感じられるような分かりやすい変化はあまりなかったので、「宣言」をすることで、ちょっと頑張れば習慣化できそうなことを、習慣にもっていくのはかなり有効だと思いました。

 

まだ20日間しか続いていないので、これから先、もっといろいろな変化が出てくるかもしれません。

なんとか習慣になりそうなので、これからも実験を続けてみようと思います。

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