サントリー白州蒸溜所(山梨県北杜市)④
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博物館を見たあとは、有料の「ショコラセミナー」へ。
無料のウイスキーガイドツアーもありますが、今回は2,000円を払い
ウイスキーとショコラのマリアージュ体験へ。
前半は無料のガイドツアーと同じコースで、試飲の内容が違うのです。
まず最初に徒歩でこの建物へ。
ここの中では、仕込み・発酵・蒸溜が行われています。
まず発芽させた二条大麦を乾燥させ、麦芽を作ります。
次に麦芽を粉砕し、仕込み水と一緒に仕込槽へ↑
麦芽中の酵素の働きで、デンプンが糖に分解されます。
これを濾過して「麦汁」を作ります。
濾過した麦汁を発酵槽に移し、酵母を加えます。
この日は発酵2日目でした。
ここで酵母は麦汁の糖を分解し、アルコールと炭酸ガスに変え
ウイスキー特有の香味成分を作出します。
この醗酵液が「もろみ」です。
※ちなみに、木の発酵槽は手入れが大変なのですが(ステンレス製が多い)、保温性がすぐれており、また森の乳酸菌が住み着きやすいので、白州蒸溜所ではあえて木桶発酵槽を使用しているとのことです。
奥へ進むと、蒸溜釜の並ぶ部屋になっています。左手の蒸溜釜で最初に蒸溜(初溜)、次に右手の蒸溜釜で再び蒸溜(再溜)と、2度蒸溜することで、アルコール濃度の高いウイスキーを生み出すそうです。
よく見るといろんな形の蒸溜釜がありますが、この形によっても味が違ってくるそうです。
さて、この棟を出てバスに乗り数分、今度は貯蔵庫へ向かいました。蒸溜するだけでウイスキーではないのです。ウイスキーは、蒸溜して取り出したもの(ニューポット)を樽何年も熟成させることにより、あの琥珀色になり、蒸溜したてのものとは全く違った味になるのです。
こうやって何年も寝かせた様々なウイスキーを組み合わせる(ヴァッティング)することで、初めて私たちが買えるあの味のウイスキーになるわけです。気の長い話です。
さすがにヴァッティングしているところは見られないのですが、見てみたいものですね。。。
ここまで30~40分くらい?このあと試飲会場へ移動して、ウイスキーとショコラを合わせて楽しむ実践の講座になりました。
つづく。。。