ANTHEMのインタビューを受けて ~自分の人生を生きると無敵です~
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最近よく思うことです。
あー昔だったら私この人に凄く嫉妬していただろうなーとか、この瞬間に劣等感感じてたよなーって思うこと最近よくある。自分の人生を生きていると、明らかに自分が劣っていても別に恥ずかしくないし、素直に他人をすごいなあと思えて楽です。
— ナカヤママリコ (@hikari8282) 2017年6月19日
そう、私はけっこう幼い頃からわりと最近まで、自分のベースにあるのは「こんなはずじゃなかった」という想いでした。
嫉妬や劣等感は人生にしつこくつきまとう
経験を重ねていくと、自分の身の丈というものは分かってくるので、30代にもなれば、「ああ、自分ができることってここまでだなあ」という蓄積ができてきて、だんだん自分のプライドは低くなって、生きやすくなったと思っていました。
でも、ふとした時、同い年の人が活躍していたり、かつて一緒に働いていた人が有名になっていたりとか、そういうのを知った時に湧き上がる感情に対して、嫉妬や自分の劣等感っていうのはなかなか無くならないもんだなあと何度も思いました。
できればそんな感情を抱かずに生きていきたい。そのためには自分が誰に対しても恥ずかしくない人間にならなければと思っていました。
でも実はそんなことなかったんですよね。
自分が変わったきっかけ
何か努力を積み上げて「私は嫉妬しない人間になった!」というのではないのですよね。(まあ、今もゼロじゃないですが。でもだいぶ減りました。)
きっかけは「好きなことだけをして生きていこう」と思ったからです。嫌なことをどんどんやめはじめてから、「自分の人生を生きているな」っていう感覚が生まれていた気がします。
自分の人生を生きるとは
他人の人生を生きられるわけがないので、自分の人生を生きるのは当たり前なのですが、そこに「みんながやっているから」とか「〇〇(人)の希望だから」とか「もう〇〇歳だから」とか「女だから」とか、そういう「自分の意思以外のもの」を、一切介在させずに、「ただ自分ががやりたいからやる」と思い始めた瞬間にやっと、「自分の人生を生きている」と言える気がしました。
その「自分がやりたいこと」が、どんなにくだらなくてもお金にならなそうでも、社会的地位が低そうでも、今の自分が全力で考えて正しいと思ったことをやるということこそ、生きる喜びだと思いました。
私の嫉妬の中身というものは、自分が、いわゆる社会的地位として低いとかお金が無いとか技術が無いとか仕事ができないとか、そういうことに起因しているのじゃなくて、自分が自分のフィールドをみつけられていないことに起因しているんだと分かりました。
フリーマガジン『ANTHEM』のインタビュー
『ANTHEM』とは、とある音楽好きの方々がそれぞれの仕事をしながらも、自主制作で発行している音楽のフリーマガジンです。カンパも受け付けています。
過去に表紙を飾ったのは、大貫憲章さん、曽我部恵一さん、佐藤タイジさん、ハヤシムネマサさん、ホフディランさん、町田直隆さん・山口進さん、渡辺俊美さん、OKIさん!
私の歳から少し上の世代で音楽好きの方々なら、気になる人ばかりです。
私はこのマガジンの存在を知ったのは数年前で、その時バックナンバーを全部購入しました。
他の仕事をしながら、このような取材をされて、とても内容の濃いマガジンを自主制作されているチームANTHEMの方々とは、そして同い年で山梨出身の編集長ヒラタマキコさんとは一体どんな方なんだろう、、、?
そして、私は特に佐藤タイジさんが大好きだったので、どうやったらインタビューできるんだろう?とか、そんなことも凄く気になっていて、ヒラタさんのツイートやブログもいつも読んでいました。
ヒラタさんから連絡をもらって
そんなある日、一方的に想いを寄せていたヒラタさんから私にメールが来たのです!今年の4月のことです。
内容は、私のイベントの存在を知って、イベントをやっている同郷の女性に取材したいとのことでした。
おおおおー!ヒラタさんから連絡が・・・・。
いつかお会いしたい話したい、いつかそんな機会があるかもとは思っていたのですが、向こうから連絡をいただき、かつあの『ANTHEM』にインタビューを載せていただけるとは・・・・。
嬉しい半面、特に何も成し遂げていないけれど、たまたま同郷で同性でたまたま山梨でイベントを2回やっただけの私がANTHEMに載ってしまってよいのだろうか、、、という思いもありましたが、ヒラタさんには絶対会いたいと思っていたので、インタビューを受けさせていただくことにしました!
話して思ったこと
連絡をいただいてから1ヶ月後、GWに帰省されたヒラタさんに合せて、山梨の某カフェでお会いしました!
バリバリのキャリアウーマンという印象があって、会う前は結構緊張していたのですが、実際お会いしたら、可愛くて細くて明るくて優しい楽しい、とても素敵な方でした。
ヒラタさんの経歴を聞いて、ああーやっぱり凄いなあ、、、だからこんなマガジンをつくれたりするんだなーといろいろ納得して、そして同時に思ったのが、昔の私だったら今この瞬間、絶対この人に嫉妬していただろうなということです。
同郷・同い年の女性だからこそ特に。
仕事・生き方・キャリア・趣味・・・・何も及ばない、お互い音楽をきっかけに会っているけど私は圧倒的に知識もない、ついでに会社辞めたばかり、将来性全く見えない私だけれど、この時は自分がやりたいことの話を心から楽しくできました。
そう、誰かに聞いて欲しくて、あまり話せる人がいなかったんだよなあ。ただ嬉しかったんだよなあ。
自分が劣ってるとか何も持ってないとか、そんなことはひたすらにどうでもよくて、ただただ子供がお母さんに今日の遠足がどんなに楽しかったか話すように、調子に乗って話していました。
(という私を引き出してくれたヒラタさん、やっぱりプロ!)
もっともっと話したかったけれど、これからも会えるし、出会えてよかったなあと思いながら帰りに気づいたこと!
あ、謙遜すんの忘れた!ということでした。
いつだって「私全然ダメなんですけど」を枕詞にしていた
やりたいことがあるけど、自信がない。やりたいことをやり始めたけど、「そんなんでできると思ってるの?」とか思われるの恥ずかしい。だから、「まだまだだと分かっていますけど」をいつだって頭につけたかった。
だけど、そんなことバレバレだからわざわざ言う必要ないし、今求められている正解ってなんだろうって探りながら答えを言うより、自信満々で間違えたほうが100倍かっこいいわって、あるとき思ったんですよね。
だからって、なかなか癖が抜けないのだけれど、ヒラタさんと話していたら、ただひたすらに楽しくて、話す前には「わたしなんかがANTHEMに、、、」ということをちゃんと言わなきゃ(どんだけ後ろ向きな決意!)と思っていたことを完全に忘れていました。
これをきっかけに後ろ向き発言をやめる
これからの人生、全然うまくいくか分からないけれど、「うまくいくとしか思ってない」私で生きていこうと思いました。
まだまだ
全然ダメ
ダメダメ
頭悪い
何もできない
何も知らない
知識がない
詳しくない
経験がない
そんなことない
私が本当によく使う10大ワードを封じ込めていきたいです。
素敵なヒラタさんのおかげで生まれた、気持ちよく喋りそこはかとない自信すら漂っている私のインタビュー記事が載ったANTHEMvol.9は7月2日(日)に発行です。表紙は昨年のフジロックフェスティバルで、前夜祭に出演したガールズバンド・AKABANE VULGARS ON STRONG BYPASS
配布場所はこちらのtwitterでお知らせして下さるそう。
ANTHEM STAFF!! (@ANTHEMUSIC) | Twitter
vol.8までは都内や地方都市のレコード店等に置かれていたようですね。今回も同じ感じかな?東京にお住まいだと手に入りやすいかな。確定したら私も改めてお知らせします!
自分の人生を自分と戦いながら生きる!どんなにくだらなくても、もう人と比べなくていいんだよ。ただ楽しいだけだから。