嫌なことからは逃げていいのか問題について
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最近どっちがいいんだろーなーって考えていることはいくつかあって、その一つ。「嫌なことからはどんどん逃げていい」のか?
「逃げる推奨!」といった考え方が、どんどん受け入れられる空気になったのは最近の風潮だと思う。そして私の人生の目標は、「嫌なことをしたくない。嫌いな人と付き合いたくない。好きなことだけしていたい。好きな人とだけ一緒にいたい」である。
ここで考えたいことが3つある。
①「逃げ」とは何か?
②私は「逃げ」て生きてきたのか?
➂「逃げ」れば「好き」にたどり着くのか?
①「逃げ」とは何か?
今考えているのは、“嫌なことから遠ざかる”という意味の「逃げる」なので、嫌な集団や環境からのがれる、ということだ。社会人なら会社、学生なら学校、また家庭というのもあるし、もしくは自分自身の中ある、向き合いたくない感情から「逃げる」というのもあるかな。
②私は「逃げ」て生きてきたのか。
とりあえず、今続いている仕事以外の仕事からは大体逃げていた。それ以外にも、小学生の頃やっていたスポーツとか、大学受験勉強とか。そして嫌いだった自分の性格に関しても。・・・今考えるとすごいなあ。全然「逃げ」を推奨してない時代にとことん逃げまくっていたのは。その集団で「逃げ」を選択するのが自分だけという環境でも、ひたすら嫌なことを回避してきた自分は、「根気」でいうと偏差値35くらいだと思う。
そうして大体のことから逃げてきた人生だけれど、今になってやっと「逃げなかった」と言えることが2つある。1つは今の仕事で、もう1つは自分自身に向き合うことである。
今生きていて一番良かったと思うことの根本は、自分自身に向き合えたことからきている。自分の嫌な部分を確信すること。他人を見て嫌な思いをした時に、自分に同じような部分は無いか、いちいち考えること。そうやって見つけた自分の嫌な部分をどう解消していくか考えること。それを実行すること。今もたくさん間違えるので反省すること。
今の仕事に就いて丸4年になり、3年間くらいは365日辞めたいと思っていた気がするけど、今そう思わなくなったのは何故か。自分の嫌な感情と向き合い折り合いを付けられるようになると、嫌なことは解決できると分かったからだ。
嫌なことの解決方法にはいろいろあって、環境を変える(辞める)のは最も早い。でも辞める以外の解決方法を考えることも、少なくとも同等かそれ以上の価値はある。
私は3年くらいの間毎日毎日辞めたいと思っていた仕事を、いろいろ理由や環境の問題(利点?)があって辞めずにいたんだけれど、今は辞めなくてよかったと思っている。自分が嫌なことに出会ったときに、逃げる以外の解決方法を身につけられたからだ。(この話についてはまたいつか。)別に逃げを批判しているわけでなく、ひたすら逃げ続けるのが結果として良かったということもあると思う。ただ私自身はいろんな武器(解決方法)を持っていた方が生きやすいなと思うから、私にとっては良かったと思っている。
大事なのは、自分で考えて生きているかということで、その時の自分精一杯の思考で「逃げる」が最良と思えば逃げるべき。
それは「いつだって違和感を覚えたら逃げよ」というのとはちょっと違って、だから、私が推奨するのは「考える」ことだ。それが時に「=逃げる」という結果になるのかもしれないけど。
➂「逃げ」れば「好き」にたどり着くのか?
未だ目指す「好き」には出会えてないけど、少なくとも私の場合は、何も考えずに逃げ続けていたら絶対にたどり着けないと思う。今の「そこそこ好きな環境」にたどり着けたことも、ものすごく尊いことだと思っていて、それは全てから逃げていたら絶対にたどり着けなかった境地だと思っているからだ。
ここで最初に戻る。
「嫌なことからはどんどん逃げていい」のか?
→いいのか悪いのか分かるくらいには自分と向き合うべき
と、今の私は思う。
そこで「深く考えたくない」自分が出てきたら、深く考えるべきだと思う。
とりあえず、考えられないくらい日々が楽しくなった私のきっかけ。