ココロサードプレイス

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20年ぶりに『ご近所物語』を読んで

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今日も処分するものの整理です。

最初、1日10個捨てよう!1年で3,600個!とか思ったけれど、10個とか余裕すぎる。ペン1本とかメモ帳1冊も物として1と数えたら、この狭い部屋に一体幾つの物があるんでしょう。1,000とか軽く超えると思う。万・・・までは行かないと思うけれど、何千・・・はあると思うなあ。。。

そうして、幼少の頃からのコレクションだった漫画も、何度かあったいっときの断捨離熱により、時を経てだんだん減ってきまして、今残っているものは、ほんとうにこれだけは捨てられないと思ったものです。しかし、最後に漫画の処分に手をつけてからもう何年も経つので、改めて見たら、結構処分できそうです。

そこで、つい漫画を読み始めてしまうわけです。(あるある。)そうしてこんな時間です。。。21時台に寝るを目標に立ててから、まだ1回も達成できていない気が。。。

今日よみふけってしまったのは、矢沢あいの『ご近所物語』です。これが、なんだかんだで20年くらい前の話なんですねー。信じられない。絵は今でも全然古くない、非常にオシャレなんですけど、いろんなツールに時代を感じますね。当時のパソコンとかポケベルとか。

私が中学~高校の、ちょうど主人公たちと同世代の頃に読んでいたんですけれど、今読んでもこの話に出てくる高校生たちが大人すぎて、今の私だってもっと幼くて、こんなふうにはなれないなあ・・・っていう感想はたぶん20年前とおんなじだなあ、と思いました。

今33歳の私が、登場人物たちの生き方に関心してしまうし、そして、ああ自分とリンクするところが全く無いなーっていう思いも、20年経っても変わらなくて笑える。仕事観も恋愛観も、ふーん大人になるとはそういうことかーと思って読んでいたけれど、20年後の今読んでも全然ピンとこない。凄い。笑

いや、この漫画がつまらないっていうことじゃないんです。むしろすごく面白いんです。けど、今の私が、好き・楽しい・こうあるべきとかいうふうに共感できる情報って、自分が選びに選んだ中だけのものなんだなーということがよく分かりました。

そう考えるとちょっと怖くもある。

結構本は読んでいる、と思っているけれど、言い換えると、好きな(好きそうな)本しか読んでいない。

めんどうな、よくわからない、考えたくない、ピンとこないことは、最初から回避しているので、「あーこの人も同じこと言ってる。やっぱり正しいんだー」っていうことは凄くよく思う。

そりゃ、同じ方向向いている人の話しか聞きたくないからそうなるよね。

だから何を変えよう、というわけでもないんだけど、昔読んでから長らく読んでない本を読んでみるのはいいことだと思いました。絶対180度意見違うって分かっている人の本を読む気には、なかなかなれないけれど、昔面白いと思っていたものと今思うことが全く違うことは絶対にあるはずで、でも内容を忘れていて、かつて好きだったならとりかかりやすいもんね。

とりあえず、自分が見ている世界の範囲を改めて認識するきっかけにいいんじゃないかと。こうやってまた物を処分するのが先送りになったりもするのだけど。