赤羽橋ZABUTTONに泊まって夜の東京タワーを堪能する
記憶の中では子どもの時に一度登ったきりだったと思う、東京タワー。
東京の夜景を見るたび、その中に見つけては、「あっ東京タワーだ!」と幾つになっても思う。高いところに登れば、どこかに見えるんじゃないかと探す。意外なところから見えたとき「ここから東京タワーが見えるんだ!」と思う。
平成にできた新たなランドマーク、スカイツリーは、高さで言えば圧倒的存在感で、近くに行くとなんだか怖いくらいだけれど、東京タワーが放つ光は、時代であり、安心であり、定番であり、私にとっては、かつて生活していた東京に残した、色褪せない想いみたいなものでもある。
たまたま麻布のゲストハウスに泊まり、近くを散歩していたら、(東京タワーが近いという事前情報はあったのだが)ビルの陰から突然現れた東京タワーに一瞬で心を奪われる。
東京には分かりやすい大きなビルだったりしても、近すぎて見えない時がたくさんある。周りも大きな建物が多いから、死角ばかりだ。そしてふとした瞬間に、突然ビルの隙間に巨大なランドマークが現れる。あっ、ここにあったのかー!と思う。本当に近くにいたのに。気づかないこともあると思う。面白いものですね。
さて私は、特別展望台まで行くには3,000円くらいはかかるのだろう、と思っていたら、なんと、大展望台(150m)までは900円、特別展望台(250m)までは700円の、計1,600円で登れるのである。
しかも、日曜の夜に行ったら、大展望台に行くチケットは、待ち時間無くすぐに買えた。しかも、営業は23時までなのだ。(最終入場は22時半。)そして年中無休なのだ。
なんだか知らないことばかりだったが、こんなに簡単に入れるのならもっと来ておけばよかったなあと思う。いや、でも今日そんなタイミングだったのだな。
やはりスマホでは、夜なので綺麗に写真が写らない。コンデジを持っていたので、スマホよりはましな写真が撮れそうである。こんな時、いいカメラを持っていたらなあと思う。
小さな画面で見ていたらもっと綺麗に撮れていた気がしたのだが、家に帰ってPCで再生してみるとそうでもなかった。今の私の精一杯。笑
(LUMIX DMC-XS3 × 素人)
突然東京タワーが現れた!
近づいてみる。大展望台より
特別展望台へ登る
あ、なんか不思議な写真になった!笑
到着。望遠にするとこんな感じ。暗くなる。これ気に入った!!観覧車が。遠くにスカイツリー!
再び下る。
展望カフェのフロアルックダウンウィンドウルックダウンする人々
この日は、最高のライブを観て、ネット上でとても興味ある活動をしている方々が作ったシェアハウスにお邪魔して、行ってみたかったゲストハウスに泊まり、思いがけず行った東京タワーがとても楽しくて最高の夜でした。気づいたらカップルしかいなかったけど。一人の人誰もいなかったけど。2時間気付かなかったくらい、いろいろなものが最高でした。東京タワーすごいなあ。
こうやって街を見下ろすと、本当に人工だなあと思いました。あと、雲が無いのに、全く星が見えないことが不思議だなあと思います。自分の住んでいるところでは、逆に、絶対に見られない光景だから。
空さえうっすら青くて、人工の力は夜まで和らげるのか、すごいなあとか、思ったりしていました。
ここに、たくさんの好きな場所や好きな人たち、楽しい思い出、そうじゃない思い出も、何もかも全部詰まっていて、ここに来れば全部を見渡して、いろんな人のことや今まであったこと、ゆっくり思い出すことができて、最高の場所だなあと思いました。
ゲストハウスに戻ってから、そんなこの日の自分の心にストンと収まる言葉を見つけたのでした。
好意的な感情の原点は、常に「あなたが生きているだけでうれしい」のだと思う場所に留めていたい。何かをしてくれるから好きだと感じる愛情は、簡単に「何かをしてくれないから嫌いだ」の愛憎に転じてしまう。真実は、お互いを固く束縛し合うものではなく「人間を自由にする」ものだと思う。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2016年8月23日
そうだ、それだけでいいんだったし、頑張ってそう思うのじゃなく、今素直にそう思える自分がいる。そんな言葉が見つからなかった。
「あなたが生きているだけでうれしい」
何をしてくれるんじゃなく、何をしてほしいでもなく、ただ、楽しく生きているのを見ていられる、それだけでうれしいなあ。たしかに。それで十分だなあ。
全くそんなことを思えなかった自分が過去に置いてきたものも、全部この街のどこかに色濃く残っている。
それをこれからの変わっていく自分が、いつでも見に来れる。
こんなにいい場所があったんだ。知らなかったなあ。
折に触れて、また来たいと思います。
本当に一番最初にスマホで撮ったのはこれ。
ゲストハウスZABUTTON周辺(赤羽橋)
昔から、場所が変わるとなかなか眠れないのは常だったのですが、最近になって特にその傾向が顕著です。どんなに遅く寝ても4時とか5時には目が覚めてしまいます。昨日も例外なく。なので、諦めて6時に起きて散歩に行くことにしました。
そう、ゲストハウスってわりと朝遅い人仕様なんですよね。ZABUTTONも朝食は8:30~だったので、外に食べに行こうかと、でも東京タワーにもまた行きたくなって(東京タワー方面には店がない)まあお腹すいてるけど、ちょっと頑張って歩いてみるかと。
日中はスマホでも綺麗に撮れていいですね。思ったとおり、お店が無かったので、ここから麻布十番方面へ向かってみます。
途中コンビニで野菜ジュースを買いました。お昼よりは涼しいけれど、日焼け対策は必須です。薄いカーディガンを羽織っていたら汗だくになりました。
赤羽橋駅付近から東京タワーの周りを一週して麻布十番駅付近まで行くと1時間くらいかかりました。
麻布十番では、7時台は、スタバやタリーズとかは空いてました!広めの上島珈琲で軽く朝食を食べることに。
ゆっくりしていましたが混んできたのでZABUTTONへ戻ることに。
ZABUTTONには9時前に戻り、ご飯も食べちゃったけどカフェスペースでゆっくりしたかったのでオレンジジュースを頼みました。
観光スポットのチラシを眺めていたら、スタッフさんが「今日はどこへ行くか決めましたか?」と聞いてくださったので、まだだと言うと、六本木ヒルズの森美術館がおすすめだと教えてくれました!
東京タワーに続き、進んでは絶対行かないところだけれど、今やっている企画が「宇宙と芸術展」とな!!しかも、チームラボの展示もあるよう!
うわー絶対行く!と思っていると、更に、もうすぐ終わってしまう「ジブリ大博覧会」も11日までやっているとの情報が。(全然知らなかったけど。。。)
17:15のバスまでノープランだったので、両方行くことにしました。
オレンジジュース飲んでよかったな~(*´∀`*)
六本木ヒルズ~宇宙と芸術展~
久々に来ました。混みそうだったので、早めに出てきたら9:45着。チケット売り場に並んだのはほぼ最初でした。
しかしここでちょっと失敗していたんですよねー!!!
私の目的は
・森美術館で開催されている『宇宙と芸術展』を観ること
・東京シティービューで開催されている『ジブリ大博覧会』を観ること
だったのですが、よく理解していなかったので、とりあえず「森美術館に行きたいです」、と行ったら②番のカウンターを紹介されて、10時まで待ちました。
カウンターで『ジブリ大博覧会』と、この宇宙のやつを両方観たいんです!と言ったら、ジブリに行く時また並び直してくださいと言われて、まあ、どっちが最初でもいっかーと思って、とりあえず『宇宙と芸術展』へ行きました。これが後に失敗であったと判明。
最初に言っておくと、私はジブリより宇宙と芸術展のほうが楽しかったですけれども!
『宇宙と芸術展』私は一番乗りでした。人は少なかったけど、いろんな意味でものすごいスケールの展示でした。
「全部がツボ!」っていう人は多分いないと思うんですけど(笑)、でもきっとどこかで「これすごく好きだー!」というものに出会えると思います!!
全体は4つのセクションに分かれていまして、まずセクション1が「人間がどう宇宙を見てきたか」・・・宗教美術作品や天文学の資料、そして隕石や鉄の隕石から作られた刀(流星刀・・・素敵な名前ですね)なんかの展示があります。竹取物語の絵巻も、見応えありました。
普通の美術館と資料館が一緒になった感じ。ここだけでも結構ボリュームがありました。
セクション2が、「宇宙という時空間」現代のアーティストが表現する宇宙。これがぶっっとびすぎていて、謎なものもたくさんありましたが、不思議なもので、人が思い描く宇宙は本当に様々なんだけれど、どんな表現にも終わりのないある種のしずかーな畏怖が漂っているんですよね。
そう、人ってやっぱり宇宙が怖いんだと思いました。怖いと言ってもただの恐怖じゃなくて、それは敬意でもあるのですが。自分たちでは永久につかめないものであり、終わりの無いものであり、未知だけど分かりたい、そんな想いが溢れた様々な宇宙の形はかなり面白くて、頭の普段使わない部分を使います。
この中で、虫が閉じ込められた琥珀の中を特殊なカメラ(どんなカメラだ?!)で撮影し、そこに宇宙を見出す、、、みたいな意図(だったと思う!)の映像を見られるスペース(20畳くらい、完全に暗闇の中座って見られる)があったのですが、これが私はとても好きでした。
琥珀なんて、たぶんとても小さなものなんですけれど、その中を移動することで、中に閉じ込められている虫や植物や気泡などが、本当に星のように迫ってきて、その小さな小さな物体の中に、確かに宇宙が存在していて、とても感動しました。
昨日は東京タワーからの夜景を観て、そこにスケールの大きな世界を感じていたけれど、この時は、たぶん手のひらに乗るような琥珀の中に、確実に存在する宇宙を感じて、なんだかわけがわからなくなったけれど、どっちにしても、人間って小さいなあと思いました。
セクション3は、「新しい生命感ー宇宙人はいるのか?ー」もうこれが、ますますわけが分からない!!江戸時代から現代まで、人は本当に想像して想像して、宇宙人のことを考えていたし、今も考えているんだなあと思いました。
セクション4が「宇宙旅行と人間の未来」そして急に現実へ!例えば、火星での仮想住居"マーズ・アイス・ハウス"の模型とか、シャトルの模型とか。
そして私の一番観たかった、チームラボの作品。
画像・映像撮影&拡散可だったんですが、まさかの、映像を今貼り付けられず。。。ちょっと分かりません。また改めてアップします。
30畳くらい?の暗闇の中で美しく激しい浮遊感を体験できます。チームラボの描く宇宙。
書きながら、どんどんまた行きたくなってきました。来年の1/9までやっているので、絶対また行くと思います。