ココロサードプレイス

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リビルディングセンタージャパンのお助け隊に参加して①

「労働」の意味を、つくづく考えた2日間でした。

数々のゲストハウスやカフェを手がけてきた、デザイナー東野唯史(あずのただふみ)さんと、奥様である華南子さん夫妻が、社員3人と共に、長野県諏訪市にオープンさせる、建築建材のリサイクルショップ「リビルディングセンター」。

日本中で古い民家が解体され、木材などがただ廃棄されていく中で、その廃材などをレスキューして販売していくという場所です。

アメリカオレゴン州のポートランドにあるRebuilding Centerから正式に名前やロゴを引き継いで、リビルディングセンタージャパン(以下リビセン)としてこの秋オープンします。

このリビセンは、オープンするにあたり、資金の一部をクラウドファンディングで募っています。私も支援させていただきました!(ここに東野さんの手がけた場所や、リビセンに対する思いが、とても詳しく書かれています。)

camp-fire.jp

そしてオープンまでの間に、工事を手伝うボランティアスタッフ(リビセンお助け隊)をFacebookで募集しています。

ゲストハウスNuiやマスヤ、地球を旅するCAFEなど、様々な人気スポットを手がけた東野さんが、今度は自分たちが運営する場所として手がけるリビセンの工事を手伝うことができる!!こんな貴重な体験はもうできないと思い、休みの日を利用して、私もお助け隊に参加することにしました。

私はこの方、A1理論さんのブログを読んで、今回のリビセンのことを知りました。(いつもお世話になっています!)東野さんについてもこちらに非常に分かりやすくまとめられています。

okite.hatenadiary.jp

では、実際現場の様子です。

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上諏訪駅から徒歩10分弱。三階建ての大きな建物です。

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2日間のなかでやった仕事は、左官・そうじ・飛び散ったペンキを綺麗にする・マスキングテープを剥がす・壁を塗る・荷物の移動・商品になるトタンの縁を金づちで平らにする・商品になるテーブルのサビ落とし・まかないの食器洗い・ご飯の準備など様々!

専門的なことができればなあ、、、とはつくづく思いましたが、微力だけれどこの場所に関わることができてほんとうに良かったです。

わざわざお金をかけて、ここを目指して全国からボランティアをしにくる人たち。私が会っただけでも、地元はもちろん、群馬・愛知・京都・兵庫・広島・山口・福岡などなど、ほんとうに様々なところからここを目指して集まってくる人たち。話が合わないわけがありません。そんな人たちに出会いたくて来たのも理由の一つです。

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商品となる廃材。これも仕分けるのにかなり時間がかかったことでしょう。

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この壁を塗りました。

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みんなでごはん!華南子さんのカレー。カフェのメニューになる予定。勿論とっても美味しかったです。

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昼休みに東野さんのリビセンツアー。熱い思いを聞く。

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お店などを作るときに、内装において新品に無い魅力を求める人は結構いて、でも今国内の身近な場所でそれらの材料を入手するのはちょっと難しい。

やむを得ず解体されてしまう家の廃材が、新たな場所で生きることができるかもしれないし、それをわざわざ外国から買わずとも、身近な場所で入手できるようにしたい。

また、廃材などに興味が無い方にも、カフェを併設してそこに訪れてもらうことで、カフェの外に見える材木に興味を持ってもらったり、この場所のことが心に残っていれば、いつか自分の家を解体するとなった時に思い出してもらえるかも知れない、という意図もあり。もちろん単純に人が集まる場所として、カフェの存在は大きい。

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家具も一緒にレスキューすることも多いそうですが、こんな古い丸イスも、座面を剥いだら意外におしゃれであったり

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このイスもこのままだと昭和だけど、実は足がかっこいいので、座面を変えておしゃれなイスにできる。(この写真だと角度が悪くて足のかっこよさが出てません。。。。)

東野唯史さんは、穏やかでいて、でも内面は熱く燃えている方だなあと思いました。

穏やかな話しぶりだけれど、強い想いがひしひしと伝わってきます。

平たく言うと、めちゃくちゃかっこいいです。

そして奥様の華南子さんが、また素晴らしく魅力的な方なのです。

つづく。。。