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アマゾンプライムで『銀河鉄道999』を観た

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そういえばアマゾンプライム会員なので、夜することがない時は映画を見よう、と思い、昨日は『ゴッドファーザー』を、今日は最近吹奏楽で演奏していて久々に観たいな~と思った『銀河鉄道999』を。

『銀河鉄道999』は小学生の頃(だから25年くらい前)原作が大好きで、原作には映画に出てこないもっとたくさんの星が登場して、本当に面白いんですけれど、映画には映画の良さがありますねやっぱり。

以前観たのがいつか思い出せないんだけれど、たぶん20歳くらいですかね。。。内容はおぼろげだったのですが、全体に悲しい話だと思い込んでいました。まあ悲しいのですけれど。結構前向きに終わっているんだった。そうじゃないとあんな陽気なエンディングテーマは合わないですもんね。そして、意外に今の歳になって、というか最近の私だからこそすんなり入ってくるエピソードがすごくたくさんあることにびっくりしました。

ベースにあるテーマは、「限りある命だからこそ人生を大事にできる」ということなんですよね。

そう、最近になってやっと「時間は何よりも大事!」とか「今やってることは本当にやりたいことなのか?」とか、そんなことを最近自分はすごく考えるし、周りの人もすごく言っている。

『銀河鉄道999』は、永遠の命を手に入れられる機械の身体になることが最高のステイタスで、生身の人間は貧しく哀れで、しまいには機械人間の趣味(人間狩り)によって狩られるという格差社会が前提にあるんだけれど、永遠の命を手に入れた人たちが実はそんなに幸せじゃないんだよね、という話だと思います、ざっくり。

そんで、「永遠に生きたい」という人間の気持ちが物語で表現されるのは、すごく古い感じがするんだけれど、でも今で言ったら、「いつまでも若くいたい」という言葉ってけっこう、これに近いのかな実は。

で、思うのは、いつまでも若くなくていいよなーということで。「いつまでも若く」にはいろんな要素があるけれど、主に見た目と身体能力ですよね。あと気持ちも、かな。

「流されないけど逆らわない」というふうに生きたいなと思っていて。自分の意思を持って、時々迷ったりもするけれど、流れに乗るときも、意思を持って流れたい、というか。迷うときも、迷うぞ、と思って迷いたいというか。そして、自然の流れはねじまげないようにしようと思っている。何が自然かが分かる感度も必要だと思うんだけれど。あ、これ以上行くと不自然に転じる、というポイントが分かる人間でいることが大事で。

それが目指すべきところで、そうやって生きていたら、結果として「若い」という幅広いワードにカテゴライズされることもあるかもね。

今、命に限りがあるから幸せで、毎日に区切りがあることも、全てのものごとにおいて、キツイが緩いかの差はあれど大体に締切が存在していることも、自分を奮い立たせる要素なんである。

永遠に生きられないことは誰もが知っているんだけれど、今ほんとに、ああ永遠じゃなくてよかったなあって思いました。

余命があと3日だったら?3ヶ月だったら?3年だったら?・・・と、その時するだろうなってことを考えてみるのもいいかも。