ココロサードプレイス

日常で考えていることを書いています。

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プロが当たり前にこなしていることの裏側

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先日とても楽しみにしていた講演会があったのですが、非常に残念なことがあって。

毎月1回同じ場所で様々な経歴の方が講演をして下さるのですが、非常に著名な方もそこまでではない方も、本当に面白かったのです。つまらないって思ったことは一度も無かったのです。主催者のセンスが本当に素晴らしいなと思っていたんです。そして今回、登壇された方は、経歴を見れば多くの人が是非話を聞きたい!と思うような方だったのですけれど、、、、

たぶん、仕事が忙しくて直前まで、というか全く講演の準備をしていなかったんだろうなーと思いました。

まず、この人じゃなきゃ話せない話をみんな聴きにきているのに、そういった話は殆ど無く、仕事とかいろいろなところで何度も使っていたのであろうパワーポイントの資料を使い(数字も古かったので何年か前のものだろう)、内容はこの登壇者である必要が全く無いごく一般的な社会問題に関してで、公演時間の90分内に収める練習とかも全くしておらず、その上PCが使いこなせず、拡大したい写真が拡大できないとか、漢字の読み方が分からないとか、、、どんだけ舐めてかかってるのかはよく分かったけれど、人の時間をこうやって奪うのは、ほんとうに罪だなあと思いました。

と思ったと同時に、今まで登壇してきた方は、なんということなく講演をこなしていたけれど、ひとつの講演に対して、ほんとうに真摯に向かい合っていたんだなあと思いました。自分が何を求められているのかを認識し、その役割を果たすというのは、当たり前のことだけれど、それを軽視したときに失う信用って重いなあと思いました。何百人もの前で堂々とその期待を裏切りつつも社会的にはとても認められている人に対して久々に感じたのが「腑に落ちない」という気持ちでした。なんでだろうなあ~という気持ち。未だによくわからない、謎の講演でした。