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1,000円貰えるライブがあったら!

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と言っても、実際の放送時間は土曜の27~28時(日曜の午前3~4時)なので、このHPからポッドキャストで聞いています。そして、8/9の放送の中で、マキタスポーツさんが言っていた言葉なんですが・・・

マキタさんが後輩の芸人と園子温監督と3人で食事をした時に、園さんが後輩のライブについて「(それで)1,000円も貰ってるの?貰いすぎだよ。1,000円あげなきゃ。」と言ったそうで。それを聞いて、マキタさんが、実現できるか分からないけど、1,000円貰えるライブってあったら面白いな!って思ったというのを聞いて

これは考えてみるだけでも楽しいかも。

1,000円貰えるライブがあったら・・・
★メリット
ちゃんと宣伝すれば、確実に人が来る&話題になる

★課題
どうやって採算をとるか

・・・もしくは何を採算とするか、っていうところで、この課題を上回るメリットがありそうな気は凄くする!!

お笑いのライブに関してはちょっと分からないのですが、音楽で考えてみます。(お笑いもたぶんそんなに違わないだろうと思うのですが。)

マキタさんがふと想像した感じは、もっと規模の大きなイベントだと思うのですが、まず現実的なキャパシティで仮に考えてみようと思います。

東京のライブハウス、オールスタンディングで100~150人収容のライブハウスのレンタルが平日だいたい10万とする。そこで、お客さんに1,000円あげる。

・・・そう、ライブハウスってドリンク代っていうのがあるんですよね。チケット代+強制ドリンク500円っていう。

じゃあ500円+ドリンク代500円あげる・・・かな。キャッチフレーズとしていまいちだな。1,000円あげるけど、ドリンク代500円は払ってね、だとちょっと詐欺みたいな感じだな。・・・うーん。ドリンク代を取らないかわりにレンタル代を上乗せしてもらい、お客さんには純粋に1,000円をあげて、ドリンクチケットはなし、が一番わかりやすいな。まず、ドリンク代なしで10万でレンタルさせてくれるところを探そう。(たぶんある。)

よし、最初に戻ります。レンタル代を仮に10万と設定し、お客さんが仮に100人来たら、お客さんに支払う金額が10万で合計20万。5バンド出演+主催(私)の6で割ると1組約3万強。メンバー個人で考えれば1万弱くらい。やってくれる人がいるかは分からないけど、実現不可能な金額ではない。

1人1万弱円払って、チケット代の儲けはゼロでも価値あるイベントってなんだろう。

今までに、「お金貰ったら見てやってもいい」とか、さらには「お金貰っても見たくないわ!」という声を、何かしらのイベントで聞いたことはあります。

とりあえず、そういう内容じゃ意味ないなあっていうのは分かる。お金貰ってもつまらないものは見たくない。というか「つまらないものを見てもらう対価」では、意味が無い。「今はそこまでじゃないけど、可能性が見えるものを見る対価」でギリギリ意味がある。

「実はすごく高いクオリティだけど、見てもらえるきっかけがない。」・・・こういうものは世の中にたくさんあると思います。そのきっかけを掴むために、みんないろいろな手法で、まず見てもらえるように、ひいては継続的に見てもらえることを考えているんだと思いますが、そのきっかけって、「無料」でも難しいなって思うんですよね。

何かをどこかに見に行く→要するものは、事前の計画・当日の拘束時間・交通費っていうコストが既にゼロじゃないですからね。

でも、何でも誰でもいいからここに来れば1,000円貰えるってなったら、無料じゃ集められなかった人を、もっと言えば有料でも集まらなかった(ジャンルの)人が集められるかも。

この仮の計画に於いて、場所はライブハウスでイベント内容は音楽のライブだとしたら、ライブハウスに1ミリも興味無くても1,000円欲しいと思って来る人がいる可能性はある。

クオリティに自信があれば、名刺代として3万円強を支払い、グッズや音源、次回のライブのチケットなどで3万円強以上の利益を出す・・・のはキャパシティ100だと難しいかな・・・じゃあこれがキャパシティ1,000だとどうでしょう。

1,000人キャパのレンタル料・・・意外に安い。平日だと、午前中から仕込み~リハーサルを行って、夜本番、22時に完全撤収で60万~70万くらい。

そして1,000円×1,000人で100万円!合計で170万~。単純な実費。これに宣伝費をかけると・・・宣伝てどうやってするんだ。。。例えばA4片面カラーのチラシが1枚20円くらい。例えば5,000枚で10万。1万枚で20万。。。妥当な枚数が全然分かりませんが、とりあえず200万あれば実現可能。


すごい、キャパシティが大きければ大きいほどバカバカしい計算です。ヽ(*´∀`)ノ

500人キャパシティとして、単純に半額くらいかな~と考える。100万円を出演者で割って1組10~20万。個人で考えたら高くて5~6万。安くて3~4万。ちょっと現実的。

だけど、キャパシティが増える分、持ち出しが多くなるので、チケット代以外の利益回収もより難しい・・・。うーん。

結局は、宣伝とか話題とかの対価はいくらなんだ、という話かな。

でも単純に、ふつうのやり方と真逆のこと面白いっていう、この面白さを、何かのパワーに変換できる気は物凄くするんだけれどなー。もう少し考えてみよう。なんというか、考えるだけで十分楽しい。