ココロサードプレイス

日常で考えていることを書いています。

MENU

地元の料理クラブにおいて。

sponsored link

f:id:sakelog:20150624203628j:plain
さいきん地元で月1回開催される料理クラブに行き始めました。


正しく言うと、午前中は好きなクラブ(料理・陶芸・コーラス・俳句など)に行き、午後は結構著名な方の公演を聞くというプランの1日が、年間通して毎月1回行われる、ライフカレッジという催しに参加しています。参加者は殆どの人が60歳以上で、主婦か定年退職された男性です。とりあえず30~40代の人はまだ見かけておりません。

さて、前々回の料理クラブでは班決めや年間スケジュールなどの説明を受け、実践は前回が初めてだったのですが、まあ、

まず先週決めた班4つに分かれて座る・・・のがままならないわけです。名簿もあるんです。ホワイトボードにどのテーブルが何班て書いてあるわけです。でも20人くらいが着席するのに10分とかかかるのです。

そんでもって、この日の献立は
・サラダそうめん(冷やし中華の麺が素麺・・という感じ)
・サバ缶の焼き春巻き(先日のブログにて)
・ぼんぼんゼリー(ゼリーを茶巾搾りみたいにしたもの)
です。

うーん、結構工程が多いよな・・・
麺茹でたり錦糸卵作ったりゼリー固めたりするよな・・・

まず作り方をみんなで読み合わせて
じゃあ始めてください!と

私は先生と一緒に手順をふんで作るのかなと思っていたのですが
これは教室じゃなくクラブなんで、
とりあえず作り方と材料と道具はあるよ
じゃあ思い思いにやってねーという感じです。
主婦が多いのですが、料理が苦手だけどできるようになりたいって
いう男性も何人かいます。

私は、えええ、まずこれさー効率があるじゃん、とか思うわけです。
まず作る順番を決めて、麺はどのタイミングで茹でて
卵をいつ焼いて、何を先に仕上げる、とかさ、あるじゃんって思うわけです。
そして班の人はほぼ初対面です。どどどうなるんだーと思った。

これがさー、めっちゃうまくいくんですよねー!!!

みんな好き勝手にできることを始めるのです。
みじん切り得意な人はまずみじん切りを始め
ボールだって無駄に何個も何個も使ったって、人がいるから
使うはじから洗い物も片付いていきます。
麺は早々茹で過ぎてくっついちゃっても、食べる前に
もう1回水に通せばいいんです。食感とかどうだっていいです。
卵を早々溶いちゃってまだ焼けなくて邪魔になってたっていいんです。
苦手なことは得意な人にやってもらえばいいんです。
誰も何も否定しません。
効率っていう言葉をイチから放棄しても
ちょっと焦げても形が微妙でも
やってる最中はとっても楽しくって
最後にちゃんとみんな同じタイミングで出来上がって
おいしいねーって言って食べられるんです。

うん、どう作ったって、だ い た い お い し い ! !

そして先生の献立も、難しすぎず
だけど主婦の方にも目新しい、ちょっと変わった作り方
かつヘルシーという、またトライしたくなる絶妙な感じなのです。

この時感じた楽しさって、さいきん体験してない種類だな~と
逆を言えば、効率とか質とか技術とか
そんなもの何も介在しなくたって、楽しさって生まれるんだな~と
より美味しくとかより綺麗にとかより早くとか
全部捨てても十分楽しくて美味しい。
普段使わない感覚を使っている感じがとても心地良かったのです。

いや~参加することにしてよかったなあ。来月も楽しみなのです。